本日の稽古は盆休みでした。
中の人である私は長崎市内出身ということもあり、平和と柔道について書いてみたいと思いつきました。
また、オリンピックと柔道も加納治五郎先生により深く繋がっています。
■精力善用・自他共栄
善の行いにもてる力を使う。
では善の行いとは?
自分も他人も共に栄える、行いのことだと、解かれています。
■柔能く剛を制す
広く考えられている意味は
『力の弱い(体の小さい)ものが、力の強い(大きい)ものを倒す』ではないでしょうか。
私は、もう一つの解釈が腑に落ちています。それは
『柔軟性がある考え方や振る舞いが、剛健な考え方や振る舞いを制することがある』
です。
柔も剛も使い方次第だが、殊更戦いの場面においては、柔を意識しないことが多いのではないかと思います。
■柔道と平和
柔道は相手を綺麗に投げたときや制したときに「一本」となります。
綺麗な一本であればあるほど、対戦相手はダメージが少なくて済みます。
柔道は相手を力任せに負かすのではなく、力を上手く使い相手の無事も考えて制することに価値を置いている。その制する目的は、自他共に栄えるためにある。
何かと難しい世界情勢ですが、柔道の教えを大切に日々を過ごしていきたいと思います。
ありがとうございます。